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2. ドナルド・E・スーパーの理論(自己概念と職業選択についてⅠ)

日本マンパワー社のキャリアコンサルタント養成講座では、スーパーの自己概念の説明において、職業選択との兼ね合いで以下のように述べています。(そのまま転記します。)

①自己概念が不明確もしくは低いものであると、職業選択も不適切であったり不満足なものになってしまう。

②仕事とは「自分の能力(最も得意なこと)」や「興味(最もやりたいこと)」「価値(本当に重要だとおもっていること)」を表現するものである。そうでなければ、仕事は退屈で無意味なものになってしまう。

③適切な職業選択には肯定的な自己概念が必要である。この肯定的な自己概念を形成するためには、日常接している周囲の人(家族、生徒、従業員、友人など)から与えられるフィードバックが極めて重要である。

(日本マンパワー編 キャリアカウンセラー養成講座 テキスト3 「キャリアカウンセリングの理論」 18ページ)

いずれも、職業を「選択」する上(もしくは会社を選ぶ際、あるいは入社を決断する際)においては、重要な指摘であるかと思われます。おそらく異論をはさむ方もおられないでしょう。ですが、「入社後の働き方」を念頭に置いた際には、「自己概念の明確化」だけでは不十分な例が多いと、当方が実務を行う上で日々実感している次第です。

次回、その点について上記の①、②、③各々の観点から補足をします。

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