7. ジョン.D.クランボルツの理論(基本的な考え方)
キャリアカウンセリングの書物を読み進めると、必ず、遭遇することになるのがジョン.D.クランボルツ(もしくはクルンボルツ)(Krumboltz.J.D 1928~2019 以下、クランボルツ)の理論です。
クランボルツは職業選択及びキャリア・ディベロップメントに影響を与えるものは以下の4つであるとしています。
①先天的な資質
②環境条件や出来事
③学習経験
④課題へのアプローチスキル(意思決定スキル)
上記の4つにおいて、①と②は働く本人だけでは変えようがないので「受け入れるしかない」というがクランボルツのスタンスです。おそらくこの点については多くの方は同意頂けるのではと思います。(しかしながら、特に2を転職によって変えることができると「誤解」している方、また、宣伝やテレビCMなどによって「誤解をさせようとしている一部の企業」が存在するのは若干気になる部分ではありますが。)
よって、①と②は改めて補足するまでも無いと思われますので、③と④について、当方の経験を交えながら補足をして参ります。