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セルフキャリアドック導入推進、キャリアコンサルティング、及び有料職業紹介事業を通じて、「人」にかかわる様々な課題解決にワンストップで取り組んで参ります。

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26. ダグラス・T・ホールの理論③

「キャリアに成功や失敗があるとしても、それはそのキャリアを歩む本人によって評価される。」

 これも極めて重要な観点です。
 具体的な数字で示すことのできる点は別として、その時期や、キャリアの節目で何を得たか?は、実は本人しか解らない部分が大きいのもまたキャリアの本質です。何度か触れましたが、キャリアの解釈は主観的であって然るべきです。(無論、ルール違反や脱法行為、不正は論外ですが。)

 とかく履歴書の記載項目や職歴書の客観的事実を一瞥しただけで、その人を評価するコンサルタントも多い昨今です(し、そのほうが楽で手っ取り早いのも事実です)が、働く側本人のキャリアへの本質的理解や評価は、本人による自問自答や内省、あるいはキャリアカウンセラーなどの外部からの問いかけによってしか出現しないと理解しています。

 当方の経験上、「成功から何を得たか?」を自慢する方よりも、「失敗から何を学んだか?」の場数が多い方のほうが、後々、良いキャリアになっているようです。

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